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DXへの取組み

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DXへの取組み

当社では、DX時代を見据えて日々新しいデジタル技術を取り入れ、安全・安心に事業を継続していくために、会社全体で知の探索・知の深化を促進しています。

三桜のDXチャレンジ

DXの発想で多様な働き方を促進

当社では以前よりバックオフィスのシステム化を推進し、 グループウェアや多様なコミュニケーションツールを活用することで、「会社と従業員」や「従業員と従業員」がつながりを持ち、安心してテレワークなどで働くことが可能な環境を整えています。
また、当社は世界中に生産拠点があり、これらの拠点の企業活動の情報を現地へ赴かなくとも自由度高く利用できるようにすることを目指しています。いつでもどこでも必要な時に必要な情報に手が届き、ワークライフマネジメントを尊重する、より多様性を重視した職場環境にしていきます。

セキュリティもmade in 三桜

当社では建物や部屋などへの入退室管理システムや顔認証システムを開発し、設置を進めています。円滑かつ安全な動作をするように電子基板からプログラミングまで一貫して設計もしています。

ソフトもmade in 三桜

当社では自社製品を製造する設備も製作しています。設備の生産シミュレーションソフトの開発には2010年代前半から取り組み始めており、製品と設備の品質の作り込みなどのフロントローディングを強化することに貢献しています。さらには、作業の最適化による生産性向上によりコストダウンへもつながっています。今後もハードとソフトを掛け合わせた進化を続けていきます。

外観検査の芽生え

当社製品の外観検査工程においては、以前から人の目だけに頼らない自動化の可能性を探っていましたが、自社に最適なAI技術を開発することで、これまでの画像処理技術では難しかった課題を乗り越えられる可能性が高まっています。

当社では、工程に応用する最先端のAI技術開発を目的として、大学との共同研究を行ってきました。研究活動で得られた成果をモノづくりの現場に応用する、モノづくり現場で起きる現実社会の課題を論文にまとめるなど、生産現場と研究がスピーディーに連携していくことによって、最先端のAI技術を活用した外観検査システムを実現します。

目指せスマートファクトリー!

当社工場内には新旧の設備が設置され、稼働しています。依然としてオフラインで、人の力を必要とする旧型設備も多く残っていますが、これらの設備をオンラインでつなげ、情報を取得するための課題を一つひとつ丁寧に検討しています。工場内のすべての設備からリアルタイムで情報を取得し、エッジとクラウドそれぞれの特徴を生かした環境整備を行い、ロボットやAGV、AMRを活用していくことによって、ファクトリーオートメーション(FA)化を加速していきます。

アクティブ・ラーニングでリスキリング

当社では、従業員がITに興味を持ち、ITリテラシーを高めていくための取り組みとして、基礎的な研修からより専門的な内容の修得や実践の情報共有まで、幅広い学びの場をサポートしています。

①CoP(Community of Practice)活動
当社では、あるテーマについて知識を持つ従業員が開催者となり、そのテーマに興味を持つ人を社内で募集して、学びや実践をする場を定期的に開催しています。この活動は日々の業務や生活に役立てられています。ITに関連する例としては、VBA勉強会、RaspberryPi勉強会、IoTデバイス実践勉強会、Python勉強会、メカトロニクス勉強会などが挙げられます。

②三桜アカデミー
事業活動改善・改革、および統計学・物理学のスペシャリスト集団の創出を目的とし、時には社外講師を招くこともある当社の教育・学習・育成活動が「三桜アカデミー」です。学習の指標として各種検定にチャレンジして、統計検定2・3級、QC検定2・3級、G検定などに合格した従業員もいます。

③社内コンテスト
当社では、部門横断でコンテスト形式の情報交換をする機会を設けています。代表例として、工場のファクトリーオートメーション(FA)化を促進することを目的とするロボットコンテストやAGV導入プロモーションなどの定期開催があります。こうしたコンテストに部門毎に1・2チームが参加し、それぞれの現場の改善発表をすることで、情報交換とともに、三桜工業全体での改善活動へのモチベーションも向上させています。

今後も、好奇心を持って学び続ける人財を育成し、それを柔軟に試すことができる組織風土を大切にしていきます。