Analysis
伝熱解析
Overview
伝熱解析とは
伝熱解析とは、対象物に対して周囲温度や熱源等で熱を加え、対象物の温度が時間変化によってどの様に変化していくかを定量的に分析するものです。熱による変形や、変形が生じることによって発生する応力等も可視化する事ができます。
当社では、製品の形状や構造の違いで機能にどのような違いがあるかを解析し、スピーディーに最適な設計を行なっています。
Case
伝熱解析の事例
フューエルレール(FIR)~生産工程での加熱時 製品温度状態を検討
※FIRは、自動車エンジン用フューエルインジェクター(燃料噴射装置)へ燃料を均等に供給する装置です。FIR製品ページ
燃料を各インジェクターへ分配する、FIR製品の生産工程を解析した例です。低融点の金属を加熱溶融し、高融点の金属部品の間に溶かし込ませることで結合させるブレージング工程を再現・解析しています。
加熱炉の形状・材料と、そこに置かれる製品の配置パターンを再現して、加熱された製品の温度状態を予測しており、炉内で溶けた金属が隙間なく流れることを確認するために、製品の温度状態を可視化します。
また部品の配置パターンによって製品各部位の加熱されやすさが変化するため、各パターンにおける加熱工程中の温度状態(温度の分布状態や最小最大温度など)に差が生まれます。
その結果を分析することで、ブレージング工程の品質・生産性向上に役立てています。
